近視抑制治療
近視抑制治療
近視の進行抑制のため、低濃度アトロピン治療(マイオピン)を始めました。
近視の児童生徒が増えています。特に日本、韓国、中国、シンガポールなど東アジアの国々に多いことが分かっています。一旦近視が始まると止まることがなく、身体の成長期を通じて進み続けます。小学時代に始まれば、20歳ごろには強度近視(-6D以上)になることが多く、中学時代に始まっても中等度の近視になりやすいです。
ほとんど近視は軸性近視で、眼球が後方に大きく伸びてきて元には戻りません。強度近視になると視神経や血管等が引き延ばされ、網膜剥離や網膜萎縮などの難治性の病気になりやすくなります。したがって、近視進行抑制が大事な問題になっています。
通常の眼鏡やコンタクトレンズに抑制効果はありません。オルソケラトロジーには大きな抑制効果があります。
近年、低濃度アトロピン治療が強い近視進行抑制作用があることが発見され、しかも副作用がほとんど認められないことが研究結果で示されました。現在、東アジアの国々で多数の児童生徒がこの点眼薬を使用して近視の進行を抑えています。
日本でも近視抑制の重要性を認識している眼科医が率先してこの治療を行っていて、急速に全国に広がっています。しかし、まだ保険適応になっていません。
高山眼科は10数年前からオルソケラトロジーを行っており、その大きな近視進行抑制効果を実感しています。この度、点眼だけという簡便性に着目してこの治療を採用しました。オルソケラトロジーと併用すれば更に効果的です。
詳細は医師やスタッフにご相談ください。
※目薬紛失時は別途目薬のお支払いが発生します。
(費用内訳 – 検査・診察費用 ¥2,100-、マイオピン1本 ¥2,800-)