明るい未来のため、 私たちは見える喜びを支えます
神代の頃から、医療は人間にとってはなくてはならない仕事でした。しかし、眼科がかくも重要な診療部門になったのは初めてのことと思われます。それは、今の人々が質の高い人生を楽しもうと思うとき、目の大切さ・”見える”ことのかけ替えのなさに改めて気付いたことの証拠と言えましょう。このような時代に眼科医療にたずさわる者として、その重責に恐れを抱きつつも、その任の一端を担える幸運を心底喜んでいる次第です。
私は次のように考えます。医師とは先ず、正しい医学の知識と十分な医療技術を持たなければなりません。そして、医院を訪れる患者さんの訴えに真摯に対応し、己の持てる医療の総力でその悩みを解決するものです。そこには一点の傲慢もへつらいもあってはならず、徹底した職業意識を持つ必要があります。高山眼科医院の職員たちにもこのことをよく理解し体得することを望みます。また、人間に対する愛情、とくに病める者や老いたる者へのいたわりの念が心に満ちていて、しかも情に流されない医療人こそ、求めるべき姿でしょう。このような基本姿勢で、医院を営んでいく所存です。
時の移り変わりとともに、病気や人々の要望も変わっていきます。高山眼科医院は、その時代の要請にマッチした診療体制を組み、いつまでも人々に頼りにされる医院であり続けられるよう、精心誠意努力してまいります。
高山眼科緑町医院 院長
高山 秀男