近視抑制治療
近視の進行抑制のため、低濃度アトロピン治療(マイオピン)を始めました。近視の児童生徒が増えています。特に日本、韓国、中国、シンガポールなど東アジアの国々に多いことが分かっています。一旦近視が始まると止まることがなく、身体の成長期を通じて進み続けます。小学時代に始まれば、20歳ごろには強度近視(-6D以上)になることが多く、中学時代に始まっても中等度の近視になりやすいです。ほとんどの近視は軸性近視で、眼球が後方に大きく伸びてきて元には戻りません。強度近視になると視神経や血管等が引き延ばされ、網膜剥離や網膜萎縮などの難治性の病気になりやすくなります。